古めのノートPCをOS無しのジャンクPCとして入手しましたので、メモリ増設とSSDへ換装してサブPCとして快適に普段使いできるようにしたのでいつもの備忘録です。
今回はジャンクPCを利用しましたが、少し古めのノートPCを再利用したい場合にも有効です。
入手したPC
dynabook T55/T です。2015年秋モデルのようです。詳細スペックはリンク先をご覧ください。
大体のスペックはこんな感じ。
CPU | インテル Core i3-5015U |
メモリ | DDR3L 4GB |
ストレージ | HDD 1TB |
解像度 | 15.6型 フルHD IPS液晶 |
OS | Windows 10 Home |
光学ドライブ | ブルーレイ |
状態確認
天板に少し傷がありましたが、全体的に使用感もなく非常に綺麗。
キーボードのテカリもなく、ほとんど使用していないような感じ。
後でHDDをDiskInfoで確認したら、使用時間が200時間くらいでした。
メモリは4GBで、HDDは1TBがついていましたが、中身は消去されている状態。
ACアダプタは付属していました。
電源を接続すると通電して、BIOSも正常に起動。
メモリ増設
メモリ4GBでは厳しいので、増設していきます。
事前に調べたところ、この機種はメモリスロットが2つあって1つ空きがある状態のようです。
既に8GBのメモリを購入してあったので、4GB+8GBで合計12GBに増設しました。
Amazonで4000円位。
元の4GBも交換して16GBとかにしてもよいですが、なるべく安く済ませるために使えるものはそのまま流用する方向です。
底面を見るとメモリスロット部分はそこだけ開けられるように蓋がついていましたが、今回は他の作業もあるので全体のカバーを外します。
下記の赤い枠がメモリスロットになります。上のスロットが空いているので購入したメモリを取り付けます。
SSDへ換装
続いてHDDをSSDへ換装します。
この辺がお勧めです。容量も余裕を見て512GB以上のものが安心です。
下記の右上の部分にもともとHDDがついていたので、SSDに交換します。
今回は手持ちのSSDに交換します。
CPUグリスの塗りなおし
分解したついでに、念のためCPUグリスを塗りなおしておきます。
真ん中のメモリスロットの上の部分ですね。
やらなくても問題ない場合もありますが、ファンの掃除と共にやっておくといいと思います。埃が詰まっていると冷却が不十分でファンが唸ったりするので開けたついでに。
自作PCでいつも使用しているこちらを使いました。
基盤も綺麗な状態でした。
Windows 10のインストール
元に戻してBIOSで確認すると、増設したメモリ、SSD共に正常に認識していましたので、OSをインストールします。
この機種は、元々Windows10 Homeを搭載していましたが、HDDが消去されていて、リカバリーメディアもないので、Microsoftのページでインストール用USBを作成します。
元々使っている古いPCをSSD化して再利用する際は、回復ドライブ等を作成しておけばそれを利用してセットアップも可能です。
今回は、MicrosoftのWindows 10のダウンロードページでツールを入手し、インストール用USBを作成しました。
作成したUSBで、セットアップします。
メーカー独自のソフト等のインストール
Windows 10のインストールが完了したら、メーカー独自のツールなどをインストールします。
メーカー製PCの場合、ドライバやアプリケーション等、メーカー独自のものが入っている場合があります。
入れなくても問題ないものもありますが、一部機能が使えなかったりする場合もあるので、必要なものはインストールしておきましょう。
大体はメーカーのサポートページ等からダウンロードできます。
リカバリーなどからインストールした場合は、この辺も含んでインストールされるので、この作業は不要です。
動作確認
動作確認していきます。
CPUは、2コア4スレッドで、最大2.1GHzで動作します。
ターボブーストがない奴ですね。ネット見たり軽い作業なら快適ですが、重い作業は少し厳しい感じです。
メモリは、4GB+8GBの12GBで、増設分含め認識しています。
一応デュアルチャンネル動作です。
軽く調べてみたら、デュアルチャンネルは結構柔軟で、容量違いのメモリでも動作するようです。
今回の場合、4GB×2の8GB分は、デュアルチャンネルで動作しているようです。
SSDは、SATAなのでこんな感じです。
HDDに比べると相当快適です。
最後にCINEBENCH R15 です。
まとめ
古いノートPCでも、メモリ増設とSSDの換装で快適に利用できるようになる場合があります。
特にメモリが4GB以下だったり、HDDのまま利用している場合は、用途によりますが延命できる可能性があります。
新PCを購入した後でもサブPCとして有効活用できますので、お勧めです。