ノートPCのHPのENVY x360を購入後、動作確認のため軽くベンチマーク等を行っていたので結果を備忘録として載せていきます。
初期不良は、起動しないとかアプリケーションが落ちるといった分かりやすいものだけでなく、何らかの不具合で本来の性能が出ないといった場合もあるので、公開されている情報通りの性能が出ているかどうか確認しておいたほうが良いです。
スペックとか値段とか悩んで購入したのに性能が出ていないまま使うのはもったいないですからね。
CPU
4コア8スレッドCPU、AMD Ryzen5の3500Uを搭載しています。第2世代のモバイル向けCPUです。
デスクトップ用の3000シリーズは第3世代ですが、モバイル用の3000シリーズは第2世代となります。
GPU
グラフィック機能はCPUに内蔵された、Radeon Vega 8 Graphicsを搭載しています。
オンボードのグラフィックとしては高い性能で、普通に利用する分には不満はありません。最新の3Dバリバリのゲームでなければそこそこ動くようです。
グラフィック用にメインメモリから2GB割り当てられるのでメインメモリ8GBの場合、実際にメインメモリとして利用できるのは6GB程度となります。
メモリ
メモリは、DDR4の2400MHzのものが搭載されていました。ちゃんとデュアルチャンネルで動作しています。標準の8GBから16GBに増やして購入しました。グラフィックに2GB占有される為、余裕をもって利用できるようにしました。普通に利用する分には8GBでも十分だと思いますので、この辺は予算によって変更すればよいと思います。
メモリスロットは2つ付いているようなので、後々増設することも可能です。(8GBの場合、4GBが2枚付いているので、8GB×2と交換する必要があります。)
SSD
SSDは、KIOXIAのM.2 512GBがついていました。この辺は製造時期によって変更になる可能性があります。
さすがに最新のSSDだけあって、速度に不満はないです。
CINEBENCH R15
みんな大好きCINEBENCHです。大体性能は出ているようでよかったです。数ヶ月いろいろ使ってますが、速度的な不満は今のところないです。
CPU温度
全コアに負荷のかかるベンチマーク中のCPU温度は、最大80℃くらいまで上昇しました。CPUの速度は最初32倍位で3.2GHz前後で動作していますが、70℃を超えたあたりで徐々に下がり始め、30倍の3GHzあたりで落ち着きます。
単コアの負荷では、きちんと3.7GHzまで上がっていました。
ベンチマーク中のファンの音は気にならない感じで、とても静かです。
計測時の室温は、27℃くらいです。
アイドル時は、40℃位です。youtubeとかネットとかを見てると50℃前後って感じです。
テキスト入力等、負荷が軽い場合は殆どアイドル時と同じような温度です。
まとめ
CPUについては4コア8スレッドなこともあり、速度的な不満はありません。もう少しで第3世代のモバイル用CPUの4000シリーズが出るので、値段にもよりますが今これを買うのは微妙かもしれません。
発熱は普通に使っている分にはファンの音も含めて、気にならないです。ベンチマーク等の負荷のかかる処理を連続で行うと80℃を超えてくるので、本体もそれなりに熱くなります。13インチのENVYでは、スペースに余裕がなく排熱が厳しいようですが、15インチの場合、少し余裕がある感じです。最近のCPUは温度が高くなるとクロックを落として温度を下げる動作をするので、排熱が大事になってきます。
普段はノートPCの底面を少し浮かせるようにして、熱がこもらないようにして使っています。温度が上がると性能が出なくなるので、結構効果があります。
グラフィックについてもゲームとかやらない分には十分な性能です。
購入後にある程度のベンチマークを取得しておくと、初期不良がないか確認できるだけではなく、使い込んだ後の性能低下も比較できるのでお勧めです。
こちらのシンプルなノートPCスタンドもお勧め。
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