以前から気にはなっていたのですが、Ryzen9 3900Xで特に不満もなかったので見送っていましたが、価格が下がってきたこのタイミングで衝動買いしてしまいました。
私の用途では12コアは過剰なので、安い5800Xや5600Xでも問題ない気もしますが、何となくコアが減るのが寂しいので同じ12コアのAMD Ryzen9 5900Xを購入です。
CPUのみ交換したので、そのほかの構成はそのままです。
ほとんどが2018年にRyzen7 2700Xで組んだ時に購入したもので、いまだにX470のマザーボードを使っています。Ryzen 2700X → 3900X → 5900X と3世代不満なく使えているのですごいです。
次は一式交換の予定なのでそれまではこれで頑張りたいですが、ちょっとマザーボードが欲しくなっています。
Amazonで購入しましたが、嬉しいことにB2ステッピングでした。
開封
早速開封します。
CPUクーラーが同封されなくなったので、Ryzen9 3900Xと比べてだいぶ安っぽいパッケージです。
純正のCPUクーラーはほぼ利用しないので良いですが、パッケージも小さくしてほしいと思います。
Ryzen9 3900Xのパッケージ。こっちの方がかっこいいです。
日本で購入するよりだいぶお得だったので、アメリカのAmazonで購入しました。
Ryzen9 5900Xを横から。
マレーシア産でちょっとうれしいかも。
中身は同じパッケージですね。
動作確認
現在のPC構成は下記の感じです。
マザーボードのチップセットはX470ですが、BIOSは更新してあったので差し替えるだけで問題なく使えました。
SSDなどのストレージはいろいろ変更していますが、それ以外のパーツは2018年に2700Xで組んだ時にそろえたままです。
マザーボードが3世代で現役で使えるのはうれしいですね。次はメモリもDDR5が主流となっていると思うので一式変更予定です。
CPU | AMD Ryzen9 5900X |
マザーボード | ASUS ROG CROSSHAIR VII HERO(X470) |
メモリ | CORSAIR VENGEANCE 3000MHz 16GB×2 |
ビデオカード | ZOTAC GeForce RTX 3070 AMP Holo |
CPUクーラー | CRYORIG H5 ULTIMATE V2 |
電源 | ANTEC NeoECO Gold NE750G |
CPUクーラーはCRYORIG H5 ULTIMATE V2をそのまま使っています。
Ryzen9 5900Xの発熱は3900Xとあまり変わらない感じで、普通に利用する分にはCRYORIG H5 ULTIMATE V2で十分冷やせる印象です。
空冷が好きなのでこの辺も気になります。
CPU-Zで確認、B2ステッピングです。
Ryzen9 3900Xから5900Xに換装した感想
Ryzen9 3900Xで特に不満なく利用していたので、5900Xに変えた感動はあまりありません。
Ryzen2700Xの8コアになったときや、3900Xで12コアでさらにもっさりがなくなったような変化はありません。
とはいっても確実に性能は上がっているので、いろいろ使っていきます。
換装して間もないので、あまり触っていませんが3900Xと比べて温度が若干高いかなという程度で同じように利用できています。
3900Xでは電圧をオフセットで0.1V下げて利用していましたが、5900Xでも同じ設定で安定して動作しています。CPU温度も電圧を下げた分少し下がっていい感じです。
メモリも3000MHzのものを3200MHzで使ってますが、同じ設定で利用できています。
マルチもシングルも性能向上していますし、ベンチマークでも結構な差があるのでCPUパワーが必要な人は換装しても後悔はないと思います。
ただ、AM5も控えていますので待てるなら次世代を待った方がいいかもしれません。
AM5はメモリもDDR5になるため、最初は価格も高く結構な出費になると思いますので価格の下がったRyzen5000シリーズを購入してしばらくしのぐのもアリだと思います。
交換から数ヶ月利用した感想
劇的な変化ではないですが、交換当初は普段のちょっとした動作もキビキビ感が増している感じでした。
シングル性能が上がっている部分が色々なところに効いている感じです。
負荷時の発熱に関しては、やはり3900Xよりも増えていて空冷なこともあり各FANが以前よりうるさくなりました。
FANの設定で何とかしようとしましたがダメで、最終的にはPPT、TDC、EDCをそれぞれ少し下げて運用しています。
マルチ性能は若干下がってしまいますが、あまり性能を下げずに発熱は相当抑えられました。
Zen 4も発売になりますが、当面はこのまま様子見する予定なのでRyzen5900Xに変更しました。
今のところ満足しているので、交換してよかったです。
ビデオカードもしばらく様子見する予定なので、しばらくこのままでいく予定です。
DDR5等が落ち着いてきたらまた一式検討します。
AM4 Ryzen
コア数が欲しいならRyzen 9。
ゲーム特化ならRyzen 7 5800X3D。
お買い得なRyzen 7 5700XとRyzen 5 5600X。
気になるマザーボード
X470のチップセットで特に不満はないのですが、やはりX570やB550が気になります。
X570のチップセットファンは気に入らないので、チップセットファンなしかB550の気になるものを備忘録として。
マザーボードは昔からASUSを使うことが多かったので、ASUS多めです。
気になるX570
ASUS ROG CROSSHAIR VIII DARK HERO。
やっぱりASUSが使いやすい感じで気になります。今と同じROG。
X570なのにチップセットファンがないので良い。
AMDでThunderbolt搭載なASUS ProArt X570-CREATOR WIFI。
チップセットファンがないところもいい。
X570SなMSI MPG X570S CARBON MAX WIFI。
こちらもチップセットファンはありません。
チップセットファンアリですが、価格も手ごろで評判の良いASUS TUF GAMING X570-PLUS。
同じくチップセットファンはありますが、評判がよく気になるMSI MEG X570 UNIFY。
気になるB550
ASUS ROG STRIX B550-E GAMING。
価格は同シリーズのFより高いですが、こちらが気になります。
AMDでThunderbolt搭載なASUS ProArt B550-CREATOR。
X570よりもお手頃価格でいい感じ。
お手頃価格で評判の良いASUS TUF GAMING B550-PLUS。
新規に組むならAM5
これから新規に購入する場合は、AM5のRyzen 7000シリーズになるでしょう。
マザーボードの価格が高いのとメモリがDDR5になります。