PCのモニターをWQHD(2560×1440)から4K(3840×2160)にしたことで、予想通り新しいグラボが欲しくなりました。
今はどこも品薄で価格も高いままなので、購入する時期としてはよくないと思いますが、我慢できずに買ってしまいました。
購入したのは、玄人志向のNVIDIA GEFORCE RTX 3070 搭載 グラフィックボードである GG-RTX3070-E8GB/TP です。
全体的に価格が高く物が無い中、比較的安く入荷予定があったので選択しました。
本当はRTX3080やRadeon RX6800XTとかを探していたんですが、妥協しました。次の世代に期待して今回はこれで行きます。
4Kモニター開封レビューはこちら。
ZOTAC GeForce RTX3070 AMP Holoの購入開封レビューはこちら。
GG-RTX3070-E8GB/TP 開封!
玄人志向GALALUROシリーズのGG-RTX3070-E8GB/TPです。
NVIDIA GEFORCE RTX 3070 搭載で、3連ファン+1-Clip Boosterのモデルです。
1年~2年保証が多い中、3年保証は安心です。
内箱はこんな感じ。
まず光るオリジナルLED補助スティックが出てきます。LEDで光るVGAホルダーです。
右下にあるのが、1-Clip Boosterになります。バックプレート側につけるファンです。
本体はこんな感じ。
本体と1-Clip Boosterとその取り付け部品、簡単なマニュアルのみで他に付属品はありません。
3連ファンモデルなので長いです。
これまで使っていたEVGAのGTX1080FTWと並べてみても少し長いです。
厚さも2.5スロットなので、0.5スロット分くらい厚くなっています。
メーカーページのスペックでは、317 x 113 x 55 mm (ブラケットを含まず)となっています。
30cmを超えているので、購入する際はケースに入るか確認してからにしましょう。
バックプレートはこんな感じです。
ファン側はチープな感じでしたが、こちらはそんなに悪くありません。
右側の空いてるところに4つ目のファンが取り付けられます。
おまけ。EVGA FTWのバックプレートはかっこいい!
玄人志向に戻って、上部はこんな感じ。かっこよくはないです。
ほとんどの製品が補助電源8pin×2のところ、これは8pinが1つです。
本当は2個のほうが安心感があるのですが、リファレンスも8pinから変換した12pin1つなので、過度なオーバークロックとかしない分には問題ないのでしょう。
人によっては8pin1つがいいという場合もあるので、数少ない選択肢の1つになると思います。
取り付けてみる
早速ケースに取り付けました。
30cm超えているだけあって、長いです。
一応33cmまで対応したケースですが、あまり余裕はないです。
4つ目のファンとオリジナルLED補助スティックは面倒なのでつけませんでした。
冷却が足りないようであれば、ファンだけ後でつけるかもしれません。
電源ONでファンと「WHAT’S YOUR GAME?」の文字が光ります。
どうせならGEFORCE RTXのほうを光らせてほしかったです。
いろいろな色に光ります。
結構きれいに光りますね。
専用ソフトExtreme TunerでRGBカラーをカスタマイズできるそうです。
何もしていないので、マザーボードと合っていませんが、特にこだわりはないのでこのままいきます。
動作確認でトラブル発生。
トラブル1 画面が映らない
取り付けた後、画面が映らないことに気づきました。
何回かグラボを付け直して映るようになりました。
RTX3000シリーズは、接触がシビアになったとかどこかで読んだ気がするので、接触が悪かったのかなと思い、設定等を進めました。
トラブル2 ファン全開
無事画面が映ったので、設定したりベンチマークしたり一通りの動作確認をしました。
スペック通りの性能は出ていたのですが、しばらくすると特に負荷がかかっていなくてもファンが爆音になりました。
この製品はセミファンレス仕様なので、標準では温度が低いときはファンが止まります。
頻繁に停止と回転を繰り返すのは嫌なので、Afterburnerで制御して常時回転するようにしています。
明らかに温度が低いのに全開で回っていますが、ソフト上は設定した回転数で認識しています。
どうもソフトが正しく回転を認識できていないような感じです。
この時、3つあるファンの1つ(ブラケット側)が停止して、残りの2つが全開で回っていることに気づきました。そのせいでソフトが制御できていない感じです。
とりあえず再度取り付け直ししてみることにしました。
トラブル3 また画面が映らない
ケースを開けて再度挿し直してみたところ、また画面が映らなくなりました。
が、ファンは3つとも回っています。
何度も挿し直ししたり、CMOSクリアしたりしましたが一向に映りません。
ファンも怪しいので初期不良を疑いだしたとき、マザーボードのPOST表示に気づきました。
0d?メモリ関連のエラーっぽい?
解決!!
メモリーが怪しそうなので、メモリーを挿し直ししたところ、無事動作するようになりました。
新しいBIOSも出ていたので、念のため更新。再度CMOSクリアしてBIOS設定しておきました。
その後しばらく使っていますが、1つだけファンが停止することも爆音になることもなく、安定して動作しています。
最近は特にトラブルもなかったので忘れていましたが、パーツ変えたときは、CMOSクリアと各パーツの付け直し、最小構成での起動確認等を思い出しました。
品薄な時に初期不良じゃなくてよかったです。
使った感じ
4Kでリフレッシュレート60hzの環境で、中程度の重さのゲームなら比較的高設定で普通に遊べる感じです。
GTX1080では、中設定にしないと厳しかったゲームも最高設定でギリギリ行ける感じです。
GPUのコアクロックも公式ではBoost時1,725MHzと他のオーバークロックモデルより控えめな数値になっていますが、ゲーム中は普通に1,995MHzを維持していました。
補助電源が8pin1つということもあり、オーバークロックは厳しそうですが、普通にそのまま使う分には他の製品と比べても十分ではないでしょうか。
ベンチマーク中でもファンの音は比較的静かで、4つ目のファンである1-Clip Boosterをつけない状態で温度も65度くらいまでしか上がりません。
ファン制御はGTX1080の時とほぼ同じ設定にしていますが、明らかに温度が低いのでファンの回転数も低いです。
スカスカの穴あきケースなので熱はこもりにくいですが、このくらいの温度なら夏も安心です。
いざというときは1-Clip Boosterをつけて対応します。
参考に4KのFF15ベンチの結果を載せておきます。
Ryzen9 3900X+RTX 3070での結果です。
CPUで結果が大きく変わるようですので、参考程度に。
標準品質です。
7000前後が多いようなので、ちょっと低め?誤差の範囲だと思います。
高品質です。
こちらも6000前後が多いようなので、標準的なスコアだと思います。
まとめ
グラボが品薄で思った製品が購入できない中、比較的価格が手ごろで手に入りやすい製品ということで購入しましたが、満足しています。
品薄で価格も高くなっているので、今の時期にグラボを購入するのは時期が悪いと思いますが、4Kで以前より快適に遊べるようになったので、満足しています。
VRAMが8GBとというのが少し気になりますが、次の世代で買いやすくなった時にまた検討することにして、しばらくはこれで行きます。
これから先はわかりませんが、今のところ特に不足は感じません。
グラフィックボードは全体的に品薄ですが、RTX3070は他の製品も含めてAmazonでもたまに入荷しているようなので時々チェックしていると購入できると思います。
RTX3080やRTX3060tiは、最近全然見ないので仕方なくRTX3070にしましたが、そんなに不満はありませんでした。